耳かき(耳掃除)が耳に悪い話

耳かき

耳かき、耳掃除って気持ち良いですよね。耳の穴を綿棒でこすると独特の快感がありますし、耳の穴に溜まっていた一般的に言う所の耳垢、若しくは耳糞が取れてスッキリした気分になります。私も一時期はほぼ毎日のようにお風呂上りや耳内部のかゆみを感じた時に綿棒で耳かきしていました。しかしこれ、凄く耳に悪いって知っていますか?今回は耳かき、耳掃除が危険な話を記事にします。

耳かきは本来必要ないらしい

私は子供のころから母親に耳かきをやってもらっていたので、耳かきをする事自体が正しい習慣だと思い込んでいました。それなりの年齢になり親から耳かきをしてもらう事が無くなっても、自身で綿棒を使い耳かきをするのが好きでした。しかし耳かきは本来は必要のない行為なんです。と言うのも耳垢は殺菌作用がある他に耳の穴の湿度を保つ役割があり英語でイヤーワックスとも呼ばれています。つまり耳の穴内部を守る為に分泌されている物なんですね。

古くなった耳垢は自身でかき出して掃除しなくても自然に剥がれ落ちていき排出される物なので、耳かきという行為、習慣は本来不要という訳です。但し全くしては駄目といういう訳ではなく頻繁に行う行為がNGで、耳鼻科の専門医たちの見解では1、2週間に1回や1、2ヵ月に1回程度なら問題ないとされています。ここら辺の間隔にはかなりバラつきがありますが、体質によって変わる所があると思います。

何故耳かきをしてしまうのか

何故耳かきをしてしまうのか?殆どの方は気持ち良いからだと答えると思いますが、耳の穴には迷走神経という神経があり、これを刺激する事が快楽に繋がっているそうです。気持ち良いという理由以外に耳がかゆいからという理由も多いと思いますが、耳かきをする事で耳内部が乾燥して炎症したりする事で余計にかゆくなる悪循環に陥ります。私は過去に耳かきのやり過ぎで綿棒に血が付いていた事もありますが、かゆくなるのは殆どの場合では耳垢が原因ではなく耳かきのやり過ぎが原因の可能性が高いでしょう。

頻繁な耳かきは危険

耳かきは本来やらなくて良い行為だと上述してきましたが、頻繁に行う事で耳垢を押し込んでしまい余計に耳垢が溜まっていく原因になります。執拗な耳かきによって蓄積していった耳垢が次第に塊となって耳穴を塞ぎ耳垢栓塞という症状を引き起こし難聴や耳鳴りの原因となります。他に耳穴内部を傷付けてしまい細菌感染して外耳炎を引き起こしたり湿疹が出来たりする事で頻繁にかゆみを感じる原因となります。

綿棒やお風呂上りは特にNG

耳かきと言えば綿棒という方も多いですよね。私も長年耳かきでは綿棒を使い続けてきました。しかし綿棒の種類や大きさにもよりますが、通常綿棒は耳掃除には適しません。理由は大体お察しだと思いますが、一般的な綿棒のサイズや形状だと耳垢を奥に奥に押し込んでしまい、上で書いたように耳垢栓塞に繋がってしまう要因となります。また、それ以外に綿棒の繊維が耳の穴内部で溜まっていく危険や綿の部分が外れて取れなくなる危険もあります。稀なケースではありますが、実際にイギリスの31歳の男性で綿棒の綿が耳の奥に詰まり、それが原因で細菌が増殖して感染症で意識不明になる事例があります。

また、耳かきのタイミングとしてはお風呂上りも良くないとされています。理由は皮膚がふやけている状態で耳の穴内部を傷付けやすい事や、耳垢が柔らかくなっている事で奥に押し込みやすくなっている事が挙げられます。お風呂上りは耳の穴内部に水が入っていたりして異物感があるので、特に耳かきが気持ち良いですよね。しかしタイミングとしてはお風呂上りはNGです。

耳かきをするなら竹製

耳かき棒

ここまで書いてきたように耳かきは基本必要ない行為ではあるのですが、耳垢が自然に排出されず異物感を感じて耳掃除したい時はやはりあります。そんな時に耳鼻科の医師がお勧めしているのが昔ながらの竹製の耳かきです。勿論竹製でもそれなりの硬さがあるので、内部を傷付けないように優しくかき出す必要があります。ただ私の場合、綿棒は危険性が高いので止めましたが、現在はチタン製の耳かきを使っています。竹製と比べて衛生的に思えたのが理由ですが、金属なのもあって耳穴内部を傷付けないか若干不安もありました。実際に使ってみるとそれなりの柔軟性があって綿棒よりも圧倒的に使いやすく慎重に使えば内部を傷付ける事はありません。私はチタン製を気に入っていますが、素直に竹製を使う方が良いとは思います。

重要なのはあまり頻繁に行わない事です。そして綿棒は使わずお風呂上りは避ける事。耳内部がかゆい場合は耳かきで余計に悪化する可能性がある事も考慮しておきましょう。頻繁に耳かきしないとかゆみで耐えられないという方は内部に何らかの問題がある可能性があるので、耳鼻科にご相談される事をお勧めします。

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