トクホ(特定保健用食品)って効果あるの?

トクホ

最近、体脂肪を減らすとか脂肪の吸収を抑える、悪玉コレステロールを減らすなんて、とっても健康に良さそうな食品、飲料品が販売されていますよね。テレビCMや商品のパッケージでもトクホマークを前面に押し出してアピールしていますが、今回はそもそもトクホって本当に健康に効果があるのかという話になります。

トクホって何?

トクホは特定保健用食品の略語で、厚生労働省のe-ヘルスネットから抜粋すると「生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、消費者庁長官の許可を得て特定の保健の用途に適する旨を表示できる食品です。」とあります。また、「査読付きの研究雑誌に掲載されることが条件」だったり「定められた試験機関によって関与成分の含有量の分析試験」とありますが、噛み砕いて言えば健康効果がある事が研究雑誌に掲載されて消費者庁の審査を経て有効性が認められて許可を貰えた製品をトクホとして販売出来るという事ですね。

上で分かるようにトクホを取得するにはかなりハードルが高い事が想像出来ますが、メーカーとしては国のお墨付きを前面に押し出して商品を販売出来るので、販売増加に繋げやすいというメリットもあるでしょう。一説にはトクホ取得までに掛かる費用は2,000万円なんて話もありますが、大企業に限ればこの程度の額は大した事がないのでしょう。

機能性表示食品

トクホに似た物として機能性表示食品というものがあります。こちらは消費者庁の公式サイトから抜粋すると「国の定めるルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を、販売前に消費者庁長官に届け出れば、機能性を表示することができる制度です。」となっています。トクホとの大きな違いは国の審査は無いという部分で、食品や飲料品を販売する際に機能性表示食品として販売するのはかなりハードルが低くなります。

トクホ製品の効果

私はやせ型なのであまり気にした事はないのですが、脂肪の吸収を抑えるなんて触れ込みで販売されているお茶やコーラは体形を気にされている方には魅力的に見えますよね。大体これらの製品には難消化性デキストリンという食物繊維の一種が含まれており、実際に糖の吸収を緩やかにする効果と脂肪の吸収を抑制する効果があるそうです。

なるほど、やっぱり体に良いのかと思っちゃいますがそこに落とし穴が。例えば難消化性デキストリンが含まれるトクホのお茶でダイエットしようと思っても、期待した効果を得ようと思ったらタイミングが重要となってきます。これらは食事中に飲んで効果があるもので食後に飲んでも大した効果が得られないのだとか。つまりただ飲んでいるだけで痩せるなんて物ではないのですね。

また、もう一つの落とし穴として難消化性デキストリンに限らず他の有用成分にしても薬品ではないので効果はかなり限定されたものになります。「トクホのお茶を飲んでいるから好きなだけ食べても大丈夫」なんて夢のような事はありえませんので、いつも通りの食事+難消化性デキストリンが含まれるトクホのお茶なら一定の効果は得られるかもしれませんが、いつも以上の食事量になってしまうと逆効果になる筈です。

更に難消化性デキストリンなんて聞き慣れない物質が出てくると凄く効果がありそうに思えますが実際には食物繊維の一種なので、トクホの製品をわざわざ買わなくても一般的な食物繊維が含まれる食品を意識的に食事に取り入れると効果は変わらないという説もあります。体質によって相性の合う合わないはあるでしょうし、トクホの製品は逆に危険なんて説までありますが実際の所は程々の効果程度なら期待出来るといった所でしょうか。

メーカーも商売ですから少しでも売れるように効果を期待させる広告を作るのは理解できます。何よりトクホを取得するにはそれなりの金額がかかるようですしね。でも実際に所は他よりちょっと効果がある程度の物のようで、費用対効果に見合う物ではないようです。