食と心の繋がり

2021年3月12日

食事

食と心には一定の関わりがあります。偏った食生活が心を不安定にしたり肉体的な病気よりも先にうつ病などの心の病気に繋がる事もあります。近代医学ではうつ病はセロトニンという物質の不足が深く関わっている事が分かっており、食も含め体内でセロトニンが生成されやすい健全な生活を送る事が心の安定に繋がるようです。そのセロトニンはトリプトファンというアミノ酸を原料に体内でビタミンB6と合成され作られる神経伝達物質で、快楽に関わるドーパミンや恐怖、不安に関わるノルアドレナリンを落ち着かせて心を安定させる役割があります。

心穏やかに生活したい人にとって、心を安定させるセロトニンの原料となるトリプトファンは積極的に摂取したいですよね。そのトリプトファンは取りすぎるのも良くないとされていますが一般的な食品にはそれほど多くのトリプトファンは含まれていないので、極端な事をしない限りは取り過ぎを心配する必要はなさそうです。そこで下ではセロトニンの原料となるトリプトファンやビタミンB6を含む食品を紹介していきます。

バナナ

トリプトファンを含む身近な食べ物としては完全食の1つにも数えられるバナナがありますが、食欲が無い時や忙しい時でも手軽に食べられる利便性が魅力です。トリプトファンの含有量は100g当たり10mgと特別多くはありませんが、バナナはビタミンB6も同時に摂取できてエネルギー源としても優秀とされています。朝、ゆっくり食事をする時間が無いといった方にはバナナ1本だけでも食べておくのをお勧めします。

ヨーグルト

こちらも完全食の1つと数えられるヨーグルト。ヨーグルトの原料になる牛乳自体にもトリプトファンが含まれていますが、ヨーグルトだと更に多くのトリプトファンが摂取出来るようです。wikipediaの記載ではトリプトファンの含有量は100g当たり47mgとなっていますがヨーグルトにも色々な製品があるので摂取できる量にはばらつきがありそうです。ただヨーグルトは免疫機能を高めたり体に良いのは有名なのでバナナと一緒に食べておくと最高の朝食になります。

納豆

日本人に馴染みがありトリプトファンを多く含む食品に納豆があります。納豆もやはりバランス良く栄養が摂取出来る完全食とされています。トリプトファンの含有量は100g当たり240mgもあり、ビタミンB6も含んでいるためセロトニンの原料としても優秀です。納豆の原料である大豆は昔から畑の肉とも呼ばれており栄養価は抜群で、納豆が苦手な方は豆乳でも100g当たり50mgのトリプトファンを摂取する事ができます。注意点として納豆はヘルシーな印象がありますが意外にカロリーが高い為、1日1パックで十分。

肉類

牛肉や豚肉には100g当たり200mg前後のトリプトファンが含まれている上、ビタミンB6も同時に摂取できます。お肉を食べると元気になった気分になるのもこれが関係しているのかもしれませんね。他にカツオやマグロといった魚肉にも多くトリプトファンが含まれています。

その他 トリプトファンを含む食品

上記以外にトリプトファンを多く含む食品としてはたらこやすじこが100g当たり300mg前後、あまり馴染みの無い物だとヒマワリの種やプロセスチーズも同様に300mg前後含まれています。頻繁に食べる物ではありませんが、そばとアーモンドは200mg前後、ほぼ毎日食べるであろう白米でも90mg弱含まれているようです。結局の所、あまり意識しなくても標準的な食生活を送っていればトリプトファンやビタミンB6は充分足りている筈です。